透明感は心から生まれる ― ストレスと肌の話(3)
🌿第3回:眠りが浅いと顔色がくすむ ― 睡眠と肌再生のメカニズム
夜、ベッドに入ってもなかなか眠れない。眠れても浅い眠りのまま朝を迎えてしまう。そんな経験はありませんか?
「睡眠不足」と聞くと、まずは体の疲れを思い浮かべるかもしれませんが、実はお肌の調子にも深く影響しています。朝、鏡の前で顔色が冴えない、くすんで見える、目の下にクマができている…。その原因のひとつは、睡眠の質にあります。
肌は本来、夜の眠りの間に修復と再生を行っています。特に深い眠りに入ったときに分泌される「成長ホルモン」は、肌のターンオーバーを整える大切な働きを担っています。このホルモンが十分に分泌されないと、新しい肌細胞の生まれ変わりが遅れ、古い角質が残ったままに。結果として、肌がどんよりとくすんで見えたり、小じわが目立ちやすくなったりすることになります。
また、睡眠が浅いと自律神経のバランスも乱れがちになり、血流が滞ります。血の巡りが悪くなると、肌の隅々まで酸素や栄養が行き届かなくなり、顔色が暗く見えてしまうのです。睡眠不足の翌日に「なんとなく老けて見える」と感じるのは、こうした仕組みが関係しています。
現代の生活は、スマートフォンのブルーライトや仕事のストレスなど、眠りを浅くしてしまう要因であふれています。「たくさん寝たはずなのに疲れが取れない」「朝起きてもすっきりしない」…そんなときは、体だけでなく肌にもダメージが積み重なっているサインかもしれません。
では、どうすれば質の良い眠りを取り戻せるのでしょうか。
ポイントは、心身を「リラックスモード」に切り替えることです。副交感神経が優位になることで深い眠りに入りやすくなり、肌の修復力も高まります。そのためには、日中の緊張をやさしく解きほぐす工夫が必要です。
睡眠はただの「休息」ではなく、美しさを取り戻すための大切な時間。毎日の眠りを大事にすることが、明るく透明感のある肌への近道になります。