優しさの循環をお客様へお届けしたい!
今日は、私が大切にしている「お客様への接し方」と、そこに込めた思いについてs、少しお話しさせて下さい。
私が大切にしているのは、技術や知識以前にある「心のあり方」、そして優しさが静かに伝播していく力です。サロンに来てくださるお客様との出会いの中で、私は常に「お客様を人として大切にする」というシンプルなポリシーを胸に抱いています。
以前の職場ではシフト制で働いていたため、さまざまな同僚と一緒に仕事をしました。その中で強く感じたのは、同僚との関係性が「職場の雰囲気」をつくり、それが私たち自身の感情だけでなく、お客様にまで正直に伝わってしまうということです。
同僚とのコミュニケーションがうまく取れていないときや、私自身が心のバランスを崩していたときには、そのネガティブな気持ちが施術や空間の雰囲気に表れてしまい、お客様もどこかリラックスしきれないご様子でした。
一方で、同僚を尊重し合い、気持ちよく働けているときには、お客様の施術後の表情が明らかに違いました。まるで心まで浄化されたように穏やかになり、「本当に癒やされました」と深い感謝の言葉をいただけたのです。
今考えると当然のことかもしれませんが、この経験から、私は「最高のおもてなし」とは技術そのものだけではなく、自分がポジティブであり、その思いを前提にお客様へ優しさを届けることだと確信するようになりました。私が発する優しさは、水面に広がる波紋のように静かに、しかし確実にお客様の心へ届いているということが理解できたのです。
本サロンに来てくださる方々は、しみやくすみといった外見のお悩みを抱えながらも、日々ご家庭やお仕事を一生懸命にこなしていらっしゃいます。その頑張りゆえに、知らず知らずのうちに心が緊張し、表情がこわばってしまうことも少なくありません。そんな中で、施術の時間は肌を整えるだけでなく、「自分のために安心して過ごせるひととき」として大きな役割を果たします。だからこそ、私がご提供しているのは、美容技術にとどまらず「人の心を温め、再び前を向けるようにする時間」そのものだと考えています。エステは単なる外見の変化をもたらす場所ではなく、日常の中で少しずつ蓄積した疲れや不安を和らげ、本来のお客様らしい笑顔を取り戻していただくための場所なのです。
これからも私は、まず自分がいつも優しさを持てるように努力し、その循環をお客様へと届けていきたいと思います。小さな思いやりの積み重ねは、お客様の「心まで軽くなる」時間をつくり、その笑顔がご家庭や職場へ広がっていく――そんな優しさの循環を生み出せるよう努めてまいります。